Mac には tmux や Ghostty といった魅力的なターミナルソフトがあり、技術記事でもよく取り上げられています。一方で Windows ではそれらが使えない ため、「いいターミナルないかな…」と探していました。
標準の PowerShell でもいいのですが、カスタマイズの幅がほぼなく、自分好みに育てていけるものが欲しかったんです。
ネットを漁っていたところ、WezTerm が初心者にも扱いやすいという記事を発見。実際に使ってみたら期待以上だったので、Claude Code との組み合わせを前提に、おすすめのカスタマイズを紹介します。
WezTerm が手軽な理由
使い始めるまでは本当に簡単です。
- 公式サイトから インストーラを落として実行するだけ
- カスタマイズは Lua 形式の設定ファイル に書き込むだけ
- Claude Code に「こういうカスタマイズを設定して」と頼めば、Claude Code が Lua の設定ファイルに直接書き込んで くれる
設定ファイルの記法を覚えなくても、自然言語で「ここをこうしたい」と指示するだけで反映できるのが、Claude Code との相性の良さを実感するポイントでした。
おすすめのカスタマイズ
1. フォントの変更
私は UDEV Gothic 35LG を使っています。日本語と英数字のバランスが良く、ターミナル用フォントとして読みやすいです。
2. 背景透過を 0.8 に設定
後ろのドキュメントや画面を見ながらプロンプトを打つときに便利。完全透過ではなく 0.8 程度の半透過 が視認性とのバランスが取れます。
3. タブ終了時の確認メッセージを OFF
毎回出てくる「本当に閉じますか?」の確認をオフにして余計な手間をなくします。
4. タブ ⇔ ペインの相互変換
- 全タブを 1 タブに集約 — 一覧して全体を見渡したいとき
- 1 タブ内の複数ペインをタブに分割 — 個別ペインを大きな画面で操作したいとき
用途に応じて切り替えられるのが想像以上に快適です。Claude Code で複数エージェントを並列で動かしているときに重宝します。
5. キーバインド設定
config.keys に設定している割り当ては以下の通りです。
| キー | 動作 |
|---|---|
Shift + Enter | ESC[13;2u 送信(Claude Code 等で改行用) |
Ctrl + Shift + Enter | 同上 |
Ctrl + V | クリップボードから貼り付け |
Ctrl + C | 選択あり → コピー / 選択なし → 通常の Ctrl+C 送信(コールバックで分岐) |
Ctrl + Shift + | | 縦分割(横並びペイン) |
Ctrl + Shift + _ | 横分割(縦並びペイン) |
Ctrl + Shift + W | ペインを閉じる(確認なし) |
Ctrl + Shift + Q | タブを閉じる(確認なし) |
Alt + ↑ / ↓ | 1 ページスクロール |
Alt + Shift + ↑ / ↓ | 1 行スクロール |
Ctrl + Shift + M | ペイン選択して新規タブへ移動(PaneSelect MoveToNewTab) |
Ctrl + Shift + Alt + T | 全ペインをタブに展開(上記イベント発火) |
Ctrl + Shift + Alt + M | 全タブを 1 タブに集約(上記イベント発火) |
知っておくと得する小ワザ
Alt + マウスドラッグで矩形選択
Claude Code に教えてもらった実行コマンドをコピペすることはよくあると思いますが、そのとき Alt を押しながらマウスで矩形選択 するのがおすすめです。
先頭の余計なスペースや行末のスペースなどを排除してコピーできるので、そのままペーストして実行 できます。地味ですが、毎回手で整形しなくていいのが快適です。
Shift + Enter でプロンプト内改行
長めのプロンプトを書くとき、Shift + Enter で改行 できるのも嬉しいポイント。一気に送信せず、見やすく整えてから Enter で送れます。
まとめ
Windows で Claude Code を快適に使いたいなら、WezTerm はかなりおすすめ です。
- インストールが簡単
- Lua で柔軟にカスタマイズでき、Claude Code に設定変更も任せられる
- 背景透過、タブ/ペイン管理、キーバインドなど細部まで自分仕様にできる
Windows のターミナルソフトで悩んでいる方は、ぜひ一度試してみてください。
